FTPというと、フリーソフトをダウンロードするときや、プロバイダーのホームページスペースにコンテンツをアップロードする時などに使われます。「自宅サーバーではFTPは必要ないのでは」とお思いの方もいるかもしれませんが、FTPにはWWWとはまた違った便利な面も有りますので、ぜひ「FTPサーバー」を構築しましよう。
日本語で設定ができ、かつ無料で使用できる「Tiny FTP Daemon」をインストールします
1 .FTPサーバーの起動
2.基本設定 システム設定画面を開く
[全般] 「簡単な設定」を選択すれば、基本的な設定項目以外は選択できなくなるの
で, 設定が簡単になります。
[ログファイル] ログはFTPがインストールされているデレィクトリに保存されます。
[ログイン] ここでは不正アクセスに効果のある設定をしましよう。
[メッセージ] 補助的な機能ですが、メッセージに凝ってみるのも楽しみの
ひとつでしよう。
3.ユーザーディレクトリの作成
・「FTP」というフォルダ作成します。
・ユーザーアカントのフォルダを作成します。ユーザー用「ftpuser」とAnonymous
FTP用の「Everyone」の、2つのフォルダを作成します。
4.アカウントを発行する。
@〔ユーザー設定〕 メニューから〔ユーザー設定〕を選択します。
A〔新規作成〕をクリック
B〔名前〕 ログインするためのIDのことで、アカウント名とも呼ば
れます。「ftpuser」と入力し〔有効〕をチェクします。
Cパスワード 「******」と入力
Dディレクトリの設定 〔参照〕ボタンでホームディレクトリ「ftpuser」を選択し
OKボタンを押します。
E[ファイル] ここは必ず「ホームディレクトリとその下位のみ許可」と
「ホームをルートに見せかける」を選択してください。
F[ホスト] アクセス制限をかけるときに入力します。
G[禁止] 禁止したい項目をチェックします。
H[攻撃] [システム設定を使用]をチェックします。
I 完了
●ログインしてみよう
アカウントの発行が完了したら、そのアカウントでFTPサーバーにログオンできるか試してみよう。LANで接続された別のパソコンから、アクセスする仕方が分かりやすいようです。
普段お使いのFTPクライアントソフト起動してください。(ここではNextFTP)
アクセス情報
ホスト名 | サーバーPCのIP 192.168.*.** |
ユーザーID | アカントのユーザー名 |
パスワード | ****** |
ディレクトリ | 未記入でもかまいません |
1.ログオン画面 アクセス情報を入力します。
2.ログイン完了 設定がただしく出来ていれば、ファイル一覧が表示されます。
3.アップロードテスト 適当なファイルを試してみましよう。
4.セキュテイのテスト FTPサーバー側を見ると、[/C:/」と表示されているはずです。
この表示の仕方はTiny FTP Daemon独特の方法で、初めてみた
方は驚くかもしれません。これは現在最上部のディレクトリにい
ることを意味しています。
/C:/ → 実際のディレクトリ=C:\FTP\ftpuser
このようにして、セキュテイを確保することができるのです。
ファイル交換
FTPはアカントごとにファイルを保存するフォルダを分けることが出来、それぞれに
パスワードをかけることができます。Tiny FTP Daemonでは、アカントごとに書き
込み・削除などの権限が細かく分けられるため、仕事で使うときにも十分な機密性が
確保できます。
一括ダウンロード
FTPクライアントソフトは一括ダウン・アップロードができます。
アクセスログを見る
WWWサーバーと同じように、FTPサーバーにもログを取る機能があります。